蒸気ポンプ消防車
長野県松本市立博物館へ行ってきました。国宝松本城から徒歩3分ほどです。
大正2年(1913)に松本市で発生した被害家屋1341軒の大火災後に配備された蒸気ポンプ消防車が常設展示されています。それまでの手押しポンプを圧倒する蒸気による力強い放水は人々を驚かせました。
松本市にはこの1台しか配備されず列車に載せたり馬で引いて遠くの火災にも出動したそうです。
現存する蒸気ポンプ消防車は東京都の消防博物館と岩手県一関市など全国でも数台だけだそうです。
日本最初の蒸気ポンプは明治3年(1870)東京府消防局がイギリスから購入し、明治32年から東京の市原ポンプ諸機械製作所が造り国産化が始まりました。
火事羽織・胸当 江戸時代松本藩士の家に伝わる消防装束
江戸時代の消防用かぶと
大正時代のピストル型消火器は重さが2.2kgもあり片手操作は困難
松本市消防団は39分団もあり、女性団員68名を含む1705名が在籍してるそうです。(令和5年調べ)
松本市防災物資ターミナルには広大な消防団トレーニングセンターもあるそうで『私達の町は私達が守る』というコンセプトは都会の消防団と同じです。
#街の笑顔を守りたい