東日本大震災14年
私は岩手県出身です。昨日、久しぶりに帰省しました。
2011年3月11日14時46分に発生した東北地方太平洋沖の地震によって、北海道・東北・関東をはじめとする様々な地域で、地震災害、それに伴う福島第一原子力発電所事故の大規模な災害、津波による大規模な被災がありました。東日本大震災です。
当時から、そして現在も、皆さまには様々なご支援をいただき、本当にありがとうございます。どのように申しあげましても感謝の念に堪えません。
14年目の昨日、SNSもテレビも追悼や振り返りの報道でいっぱいでした。
「あの日の映像を見るのは、本当に辛いね・・・」と、やっと小さな声で父がつぶやくと、母が下を向いたまま小さくうなずきました。
悲しく辛い想いをしている方々がたくさんいる、私なんかが泣いてはいけない、と、家族がずっとずっと我慢してきたことを私は知っています。自分の無力をかみしめながら、こみあげるものを、再びぐっと心にしまうのでした。
大切な人のために、今できることは何ですか。これからできることは何ですか。
あのとき私は、京都で働いていてすぐに駆けつけることもできず、加えて対応知識もありませんでした。
今は、東京で働き、消防団での活動をしている自分に、はっぱをかけるように問いかけるのでした。