無線・タブレットを活用 情報伝達の実践訓練を実施

8月期の「消防職員と連携した実践的訓練」が8月8日、京橋消防署で開催されました。この訓練は、いざというときに的確に対応するため、本年度から始まったものです。消防職員が講師役を務め、月に1回、毎回テーマを変えて開催されています。
この日のテーマは、①無線交信要領②タブレットを活用した情報収集要領です。各分団から17人が参加しました。

京橋消防団では、築地本願寺の納涼盆踊りや富岡八幡宮例大祭などの地域のお祭り、東京マラソンなど、多くの人が集うイベントの警戒を数多く担っています。そのため、傷病者への対応など、万が一の事態に備えておくことが重要です。各分団には無線機やタブレットが配備されており、こうした機器を使いこなし、正確かつ迅速に情報を伝達することが求められます。
訓練では最初に座学で、配備された無線機やタブレットの使用方法を改めて確認しました。また、これらに加え、団員が所有するスマートフォンを活用したり、「伝令」が団本部まで走って情報を伝えたりするなど、状況に応じた対応が必要であることを学びました。
講師役の消防職員からは、情報伝達の際には、①発生場所②傷病の程度や意識の有無などの具体的な状況③応援や資機材の必要性――など、必要不可欠な情報を「簡潔かつ明瞭に」団本部へ伝えることが重要だとの説明がありました。

その後、警戒中に傷病者を発見したという設定で、実践訓練に入りました。
参加団員は4人一組となり、無線、タブレット、スマートフォン、情報確認の担当をそれぞれ決めて屋外へ。警戒活動中に傷病者役を務める消防職員を発見し、団本部へ機器を使って情報を伝えます。



「工事現場で落下物に挟まれてけがをしている」「路上喫煙をめぐるトラブルで暴行を受けた」など、具体的な場面が設定されました。団員たちは周囲や傷病者の状況を冷静に確認したうえで、すぐさま無線で団本部へ連絡。同時にタブレットで画像を送信し、現場の詳しい状況を伝えるなど、一連の対応を実践しました。
筆者もイベントの警戒中、目の前で観客が転倒する場面に遭遇したことがあります。すぐに駆け寄ったところ、幸いけがはありませんでしたが、場合によっては深刻な事態につながる可能性もあります。
そうしたときに慌てることなく対応するためには、人命を救ううえで重要な情報は何かを冷静に判断するとともに、日頃から通信機器の扱いに慣れておくことが必要です。今回の訓練を通じ、その大切さを改めて認識しました。
京橋消防団は、地域の安全・安心を守るため、さまざまな活動に取り組んでいます。消防団活動に興味のある方は、ぜひ団員募集ページからお問い合わせください。
訓練のダイジェスト動画です↓

