新型防火服が配備される(かもしれない)
第三分団ブログ担当です。
先ごろ、東京消防庁の令和7年度の予算要求概要が東京都財務局のサイトで公開されました。
五つの施策を掲げていますが、特に冒頭施策の「震災等あらゆる災害への消防活動能力の向上」では、
「火災や水災をはじめ、発生が危惧される首都直下地震、富士山の火山噴火、武力攻撃災害など、あらゆる災害活動において、災害実態に応じた迅速・的確な対応ができるよう消防活動能力を向上させる。」と記述されており、日々刻々と変化する状況に対応する決意が読み取れます。
そのような中で、特別区消防団の災害対応力の充実強化の項目がありまして、「消防団員用防火服の整備」の記述がありました。
特別区消防団員用の新型防火服は以前より仕様検討がなされており、
2年前の令和3年には東京消防庁安全推進部安全技術課発行の「消防科学セーフティレポート58号」にて
現行防火服との比較検証が報告されています。
特別区消防団の新型防火服に関する検証(消防科学セーフティレポート58号)
最大の変更点は、今までは活動服のズボンの上にカバー付き長靴(通称:銀長)を
履いて活動していましたが、この銀長がズボンと長靴のセパレートタイプに改まるところであります。
今年度には5種類ある防火服のデザイン案から選ぶ消防団員へのアンケートも実施され、防火服の仕様も確定することでしょう。
来年度の予算案が通りますと来年度には新しい防火服が我々消防団員のもとに届く、かもしれないというお話でした。