消防団員の事故防止のために

 消防団員等公務災害補償等共済基金さまから日野進氏を講師にお招きし、令和7年3月2日(日)に令和6年度消防団員安全管理セミナーが、大手町三井カンファレンスにて開催されました。

日野氏に於かれましては東京消防庁をご勇退なされ大変ご経験豊かでユーモラスをお持ち合わせたお方で、当時の現場でのご経験を基に消防団の公務災害の発生状況や災害の現場で活動を行う上で必要不可欠となる安全管理について、テキスト及び11ページにも渡る日野講師ご制作の補助資料等を活用し消防に対する熱い思いを込めご講義をいただきました。

この場をお借りし日野進氏、本セミナーご関係者さまに対し御礼を申し上げます。

さて、セミナーでは事故発生のメカニズムを理解するためにハインリッヒの法則を用いて講義が進められ、災害を防ぐには無償災害の状態であるヒヤリ・ハットした事案をなくすことでこの体験に潜在する発生要因への着目が最も重要であること。

小生は今この瞬間、再認識させられ安全に活動し従事することを決意いたしました。

講義の内容としましては、まだまだこれから深まってまいりますが、プログラムの内容を京橋消防団の仲間と共有を図り、奉仕の精神を忘れずにそして、 “消防団員を守ることは郷土を守りること” につながることを肝に銘じ、甚だ微力ではございますが、地域防災の一助となれますよう尚一層精進してまいりますので、ご近隣の皆さまに於かれましては、これからも京橋消防団を宜しくお願い申し上げます。

ハインリッヒの法則とは?

 アメリカの産業安全研究者 H.W.Heinrich (ハインリッヒ)が発表している法則で、事故と災害に関して「1:29:300」

この法則に1件の重傷事故が発生したと仮定すると同じ原因で29件の軽傷事故が発生し、残りの300件は無償災害(ヒヤリ・ハット)というものである。

全事故の0.3%が重傷災害、8.8%が軽傷災害、90.9%が無償災害になる。

ごきげんよう