熱中症対策を呼びかける私が「重度熱中症II」に…その教訓


ごきげんよう

熱中症対策について日々注意喚起を行っている私ですが、なんともお恥ずかしいことに、先日「重度熱中症II」を経験してしまいました。この出来事を通じて、熱中症の恐ろしさと予防の重要性を改めて痛感しました。そして、これを機にさらに皆さんに注意を促したいと思います。

熱中症IIとは?

まず、熱中症IIについて簡単に説明します。熱中症はその重症度によって分類されますが、「II」は中等度の症状にあたります。以下のような症状が現れることがあります:

  • 強い頭痛や吐き気
  • 意識が朦朧、目の焦点が合わない又は合いにくい
  • 筋肉の痙攣・筋肉の異常収縮
  • 発汗が止まる、または異常に多い状態

この段階では、迅速な対応が必要です。放置すると、さらに重篤な「熱中症III」に進行し、命を脅かす可能性があります。

  • 熱中症が重症化すると、体温の上昇や循環系への負担によって腸の血流が低下することがあります。この状態は「腸虚血」と呼ばれ、下痢が発生する可能性があります。

私が経験した状況

実は、私自身も熱中症対策を日頃から呼びかけている立場です。しかし、ある日の晩のこと、外出先テナントビルの専用フロアにて軽微な作業を行っていると突然体が重く感じられ、激しい頭痛吐き気に襲われました。

最初は「少し休めば大丈夫だろう」と思っていたのですが、症状は悪化し、意識が朦朧とする感覚に。この日はおぼつかない足取りの中なんとか自力で帰宅し、翌朝かかりつけのクリニックにて診察を受け点滴・体内循環サポートを受け徐々に回復して行きましたが、あの時の恐怖ときたら今でも忘れられません。

反省と教訓

この経験を通じて、私が痛感したことは以下の3点です:

  1. 「自分は大丈夫」という油断が禁物
    熱中症は、どれほど注意している人でも油断すれば簡単に陥るものです。特に気温が高い日、屋内外は問わず常に予防を徹底する必要があります。従前から周知徹底のこととは存じますが、適切な冷房の使用は必須!!!
  2. 水分補給と塩分補給はセットで
    汗をかくことで体内の塩分(ナトリウム)やカリウムなどの電解質が失われます。水だけでなく、スポーツドリンクや塩飴などを活用することが重要です。経口補水液は最も効果的で有効ですね!
  3. 周囲の助けを素直に受け入れる
    自分の症状を過小評価せず、周囲の人に助けを求める勇気が必要です。周囲にいる人はちょっとした変化や動きに気付いてあげてください。あなたのその早期の対応(アクション)が命を救います。

皆さんへのお願い

私のように「熱中症対策を呼びかける人間が熱中症になる」という事態は、非常に情けないものです。しかし、この経験を共有することで、皆さんが同じ状況に陥らないよう願っています。特に夏場は、以下の点に注意してください:

  • こまめな水分補給
  • 涼しい場所での休憩
  • 体調の異変をすぐに周囲に伝える

熱中症は、誰にでも起こり得るものです。私自身の失敗を教訓として、皆さんがどうぞご安全に夏を乗り切れることを心から願っています。

↓↓↓参考資料(〜働く人の今すぐ使える熱中症ガイド〜厚生労働省)↓↓↓

それでは、ごきげんよう

#街の笑顔を守りたい

文責:京橋消防団広報編集委員団本部


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