デフリンピックとは?きこえない、きこえにくい人のための国際スポーツ大会
ごきげんよう
皆さんは「デフリンピック(Deaflympics)」をご存じですか?
デフリンピックは、きこえない、きこえにくい人のための国際的なスポーツ大会であり、オリンピックやパラリンピックと並ぶ重要なイベントです。本記事では、デフリンピックの歴史、特徴、意義について詳しくご紹介します。
「東京2025デフリンピック大会エンブレム」
開催まであと47日
~デフリンピックの歴史~
デフリンピックは、1924年にフランス・パリで初めて開催されました。これは、障害者スポーツ大会として最古の歴史を持つ国際大会であり、パラリンピックよりも前に誕生しました。大会は4年ごとに開催され、夏季大会と冬季大会が交互に行われています。
~デフリンピックの特徴~
デフリンピックは、きこえない、きこえにくい人のニーズに合わせたユニークなルールや運営が行われています。
- 対象者: 両耳で55デシベル以上の聴覚損失がある人が参加できます。
- 視覚的な合図: スタートの合図はライトや旗など視覚的な方法で行われます。
- コミュニケーション: 審判の指示は手話言語やジェスチャーで伝えられます。 種目 デフリンピックでは、一般のオリンピックに似た多くのスポーツが実施されています。例えば、陸上競技、水泳、サッカー、バスケットボール、卓球、テニスなどがあります。また、冬季大会ではスキーやスノーボードなどの種目も楽しむことができます。 デフリンピックの意義 デフリンピックは、きこえない、きこえにくい人がスポーツを通じて能力を発揮し、社会に参加する機会を提供する重要なイベントです。また、障害者スポーツへの理解を広め、社会全体でのインクルージョンを促進する役割も果たしています。 最近の開催 最新のデフリンピックの情報については、公式サイトやニュースをご確認ください。開催地や日程が変更されることもあります。 デフリンピックを通じて広がる可能性 デフリンピックは、障害者の可能性を広げるだけでなく、世界中の人々が障害者スポーツに対する認識を深めるきっかけとなる重要なイベントです。きこえない、きこえにくい人がスポーツを通じて輝く姿は、私たちに多くの感動と学びを与えてくれます。 ぜひ、デフリンピックに注目し、その魅力を感じてみてください。
↓↓↓TOKYO 2025 DEAFLYMPICS Official Web Site
https://deaflympics2025-games.jp/#gsc.tab=0
(一般財団法人 全日本ろうあ連盟 デフリンピック運営委員会)
Essential ~
※「聞こえる」「聞こえない」という漢字表記では音声についての意味に縛られてしまうため、
きこえない人が相手の話をきくこととは表現が合わなくなってしまいます。
そのため、全日本ろうあ連盟では「聞こえる・聞こえない」を、「きこえる・きこえない」と表記しています。
※尊厳や権利は人がみな平等に持つものであり、その個性や言語、コミュニケーションの方法等の多様性は尊重されるべきです。
したがって、手話言語が音声言語と対等な言語として尊重及び推進していくため、また、ろう者が誇りを持って生きていくことができる社会を実現するために、全日本ろうあ連盟では「手話」ではなく「手話言語」という表現を使用しており、本稿に於いても準じております。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
ごきげんよう
#街の笑顔を守りたい
文責:京橋消防団広報編集委員団本部