京橋の今昔

京橋交差点には4つのビルが建っていまして、その一つの相互館について今回は触れてみたいと思います。

初代「第一相互館」を設計したのは東京駅を設計した辰野金吾氏。東京駅が開業した1914年の翌年から第一相互館の工事が始まり、1921年に完成しました。辰野氏は1919年にお亡くなりになったので、相互館の完成は見ることができなかったそうです。

初代相互館は日本初の商店街が下階に入った事務所ビルの先駆けだそうです。日比谷に第一生命館ができるまでは第一生命の本社でもあったとのこと。どことなく東京駅に似ています。

2代目の相互館。初代が1969年に解体された後は2009年まで事務所ビルとして使用されていました。無駄のない近代建築としてのデザインです。