都大会へ、真夏の挑戦続く 選手たちの横顔①

10月に開催される東京都消防操法大会に向けた事前訓練は、お盆期間中も続いています。8月12日も八重洲の路上で訓練が行われ、第6分団は第5分団とともに支援に参加しました。

この日は少し雨がぱらつき、猛烈な暑さはいくぶん和らいでいました。しかし、選手たちは全力で走り、素早い動作を繰り返すため、次第に汗でびっしょりに。練習終了後、ヘルメットのインナーキャップを絞ってもらうと、大量の汗が流れ出ました。その運動量の多さと、熱気の中で走り込む訓練の過酷さが伝わってきました。

仕事を持ちながら、こうした訓練を続ける選手たちはどのような人たちなのか。そして、操法大会にかける思いとは――。当ブログでは、都大会に出場する選手たちの横顔を数回にわたって紹介していきたいと思います。

まずご紹介するのは、選手たちを取りまとめ、全体の動きをコントロールする「指揮者」を務める市川敏夫さん(64)です。

市川さんは第3分団の分団長を務め、「指揮者」として都大会に出場するのは今年で5回目です。「みんなが動きやすいように号令をかけることを大切にしている」と話すように、全体を見ながらも、個々の動きをきめ細かく追う姿が印象的です。「操作はじめ」「放水止め」などの号令は、訓練中の街の雑踏の中でもよく通ります。

会社員として働きながら消防団活動を続け、入団して今年で31年目。体力を保つため、週に5回は皇居ランをしているそうです。選手一人ひとりの自主性を尊重し、温かく見守る市川さん。その姿からは、「このチームはこれからもっと良くなる」という仲間への確かな信頼が感じられます。

続いて紹介するのは、放水を担うチームの花形、1番員を務める村木秀児さん(39)です。

村木さんは身長187センチ。引き締まった筋肉質の体がひときわ目を引きます。第3分団で部長を務め、都大会で1番員を務めるのは今回で4回目です。「とにかく健康でいること」をモットーに訓練に臨んでいます。

ホースをまっすぐ正確に投げる姿、水圧がかかった筒先を持っても微動だにしない力強さで、チームを引っ張ります。前回出場した都大会では準優勝。「今回はもっと上を目指したい」と意気込んでいます。

訓練は大会直前まで続きます。近隣の皆さまには、通行時などにご迷惑をおかけすることもあるかと思います。支援メンバーが通行する方を誘導したり、水がかからないよう幕を設置したりするなど、安全に十分配慮しながら訓練を行っています。

引き続き、選手たちの挑戦を温かく見守っていただければ幸いです。

訓練のダイジェスト動画です↓